月経について
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月経について

月経痛、過多月経など

月経については個人差が多いのですが、なかなかほかの人と比べることができません。「日常生活に支障があるかどうか」がポイントになります。血液検査で貧血がある方は是非受診して下さい。血液がカラダの中で作られている以上に1回の月経で失われる血液が多い場合に貧血が起こります。貧血は立ちくらみなどの症状ではなく血液検査によって評価します。特に慢性の貧血は自覚症状がないことが多いです。月経が多くなる原因としては子宮筋腫などが考えられますが、他に子宮腺筋症や子宮内膜増殖症も原因として考えられます。

月経痛に関して言うと、意外と多いのが「我慢する」です。確かにじっとしていて月経が終われば改善します。また、痛みの強さは計ることができません。

子宮がん検査

月経痛が強い人は「月経をコントロールする」ことを考えた方が良いと思います。皆さんは女性が一生の内に経験する月経の回数は何回ぐらいだと思いますか?初経が11歳、閉経が50歳、一生の内に子どもを1人産むとすると仮定すると,」子ども1人出産するということは、妊娠期間1年間、授乳期間1年間は月経がなくなるとします。計算をすると444回、1回の月経が7日間持続すると仮定すれば、合計で8.5年間となります。女性はこれだけの期間月経と向き合わなければならなくなります。

月経痛の対処方法としては、まず第1は鎮痛剤です。市販の鎮痛剤はイブプロフェンかアセトアミノフェンです。産婦人科を受診するともう少し強い鎮痛剤を処方することができます。ロキソプロフェンまたはジクロフェナックです。しかし鎮痛剤を常用すると、効果が低下します。根本的には低用量ピルをお勧めしています。低用量ピルを使用すると、子宮内膜が薄くなるので、月経量が少なくなり、月経痛も緩和されます。また、月経の移動も可能になります。次の月経予定日にイベントがあり悩んでいる場合は、月経を移動させることができます。月経痛を示す病気に子宮内膜症があります。これは子宮内膜類似の組織が子宮内膜以外の部位に存在し、月経の際に出血を起こします。子宮筋層に存在する場合を子宮腺筋症と言います。これらの病気も初期であれば低用量ピルで治療できます。低用量ピルの最も重篤な副作用は血栓症です。特にタバコを吸う人は危険です。35歳以上で1日15本以上吸う方にはピルを処方できないことになっています。タバコは、本人が吸う主流煙よりも周りの人にまき散らす副流煙の方が、毒性が強いことが知られています。また両親が喫煙者であると子どもの慢性呼吸器病やADHD(注意欠陥・多動性障害)が多く発生することが知られています。

月経前症候群

月経の前にカラダとココロの調子が悪くなる方は多いと思います。これは月経前症候群といって、日常生活に支障来すのであれば治療の対象になります。ピルを使って変化を少なくしたり漢方薬や抗うつ剤を使うこともあります。これは排卵から月経発来までの期間、卵胞ホルモンや黄体ホルモンが減少し一時的に更年期障害様の症状を示すからです。これも低用量ピルを使って改善できます。

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