平成27年度 あおもり協立病院 病院指標

誤嚥性肺炎の患者さんが最も多く、その中でも重症化しやすい高齢者の入院が多いです。入院期間の平均は、34.64日です。肺炎、気管支肺炎などの呼吸器感染症も多い疾患にあげられます。肺炎の治療だけではなく、嚥下機能の評価による食事の検討、退院後の療養に関する調整等の対応も行っています。
循環器系で最も多い症例は、狭心症などに対する心臓カテーテル治療のための入院です。複雑な病変でなければカテーテルによる冠動脈治療を行います。
術後は地域の医療機関との連携に積極的に取り組んでいます。
心不全の症例も多く、平均年齢は84.97歳と高齢者が占めています。治療後転院されリハビリを実施される患者さんも多くなっています。

産婦人科で最も多い症例は、新生児黄疸に対する治療となっており、平均在院日数は3.05日で全国平均6.17日に比べ短い入院となっています。
子宮筋腫等に対する子宮全摘手術も行っております。
退院後はかかりつけ医のフォローが中心で、地域の診療所との連携を重視しています。

外科で最も多い症例数は、胆嚢結石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術の患者さんです。
入院期間の平均は、11.20日です。
胃の悪性腫瘍は、ステージや種類など患者さんによって治療法が異なりますので、その評価を行い手術、化学療法（抗がん剤等）などの治療を明確に実施することによって悪性腫瘍の克服を目指しています。

最も手術症例が多いのは、内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術です。内視鏡を用いて観察し、顕微鏡での必要性を判断しています。必要と判断された場合は、ポリープを切除しています。
循環器系では経皮的冠動脈ステント留置術となっています。狭心症、心筋梗塞は、詰まっているもしくは詰まりかけた冠動脈を広げることが必要となります。他の検査で必要と判断された場合にカテーテル検査を行い、狭い血管の場所を確定診断し、狭い部分をバルーンで広げた後にステントという金網を内側にはります。
入院期間の平均は、8.78日、平均年齢は、70.98歳
胃瘻造設術も多く施行しており、平均年齢は80.38歳、他医療機関への転院率は24.74％であった。

産婦人科では、子宮筋腫等に対する子宮全摘手術を施行しています。
術前日数は入院日から手術日まで（手術当日は含まない）の日数、術後日数は手術日（手術当日は含まない）から最終的な退院日までとしています。
入院期間の平均は、12.88日,平均年齢は44.25歳となっています。

外科で最も多い症例数は、胆嚢結石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術の患者さんです。
術前日数は入院日から手術日まで（手術当日は含まない）の日数、術後日数は手術日（手術当日は含まない）から最終的な退院日までとしています。
入院期間の平均は、12.31日、平均年齢は、58.69歳となっています。