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今回のテーマは血圧測定と観察のポイントについてです

《動脈硬化を発見しよう(検査について)》

さてこれまで、血圧が高くなる原因のひとつが動脈硬化であること、 また、動脈硬化が進むと更に血圧が高くなってしまう、といった高血圧と動脈硬化の密接な関係をお話しましたが、今回はその動脈硬化を発見する手立てとしての、“動脈硬化検査(血圧脈波検査)”“頚部動脈エコー検査”をご紹介しましょう。

動脈硬化検査(血圧脈波検査)

[1]検査方法はとても簡単。

およそ5分で測定は終了します。
検査は、血圧を測るのと同じくらい気軽に受けられます。両手、両足首の4箇所の血圧を同時に測定するだけなので、痛みはありません。

[2]何がわかるの?

そのわずかな手間の検査でも、非常に有用な動脈硬化の指標を得ることができます。

血管の詰まり具合を調べます
足首と上腕の血圧の比(ABIといいます)を算出します。   一般に、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、 足の動脈血管が詰まったりすると、血のめぐりが悪くなり、 足首血圧が下がり、ABI値が小さくなります。 ABI値が小さいと血管が詰まっている可能性があります。

血管の硬さを調べます
動脈の壁が硬くなったり厚くなったりしていると、 動脈壁の弾性度が低下して拍動(脈波)が伝わる速度が速くなります。 実際の検査では、血圧を測ると同時に心電図・心音図もあわせて計測し、 脈波伝搬速度(PWVといいます)を算出します。 この数値で、動脈の硬さを判断することができるのです。

血管が軟らかい(健常者) 血管が硬くなっている場合

血管が軟らかい=PWV(脈波伝播速度)は遅い
健常者の血管壁は弾力性があるので、拍動(脈波)が血管壁で吸収され、スピードが遅くなります。

血管が硬い=PWV(脈波伝播速度)は速い
老化が進んでいると血管壁が硬くなっており、拍動(脈波)が血管壁で吸収されず、スピードが速くなります。

頚部動脈エコー検査

[1]動脈血管を映し出す検査です

動脈血管を映し出す検査です。  お腹や心臓のエコー検査と同じように、動脈に超音波をあて、動脈の血管のようすを目で見て判定します。   特に首(頚部)の動脈が身体の表面にもっとも近いので、 外からの観察に適しています。   検査はスクリーニングでおよそ20分程度の時間を要します。 (精密検査でおよそ40分)

[2]何がわかるの?

動脈硬化が原因で、動脈の血管の壁(内膜)が厚くなったり狭くなっている様子を写し出すことができます。

正常な動脈 内膜が厚くなった動脈 内膜が硬く隆起している

血圧を測定する他に、これらの動脈硬化を発見する検査を加えることで、いっそう詳しく自分の高血圧・動脈硬化のていどを知ることが出来ます。

【動脈硬化検査(血圧脈波検査)】【頚部動脈エコー検査】どちらも当院の健診センターで受け付けております。お気軽にご相談ください。


次回は高血圧の運動療法です。

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