生活習慣病支援ページ

今回のテーマは高血圧の運動療法です

《運動の効果》  〜続けることで血圧を下げる効果がはっきり認められている〜

2004年に改訂された日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」でも運動による降圧効果が示されています。それによると有酸素運動を1日30分以上、10週間行ったところ、平均で「収縮期11mmHg、拡張期6mmHg」の血圧低下が確認されました。そのほか運動は、肥満や糖尿病、高脂血症などの予防や改善にもつながることがわかっています。

その理由として、運動をすると体の中に血圧を下げる物質が増え、血圧を上げる物質の分泌が減ることがわかっています。また、運動によって尿の量が増える→血液の量が減る→心臓が送りだす血液量が減るといった変化も起こります。こうして循環する血液量が減ることも血圧が下がることに関係しています。

冬に運動するときのポイント

☆寒暖の差を避けることが大前提。また周囲に人がいるところで運動することも大切!!

<運動の種類>

よくない運動 よい運動
  • 息を止めて力を込める
  • 勝敗を争う

(例) バスケットボール、サッカー、
    ダンベル体操、筋力トレーニング、縄跳びなど

  • ゆっくり自分のペースでできる
  • 人といっしょにできる

(例) 体操、太極拳、自転車、ウォーキング、
     水中歩行、 社交ダンスなど

運動の強度について

脈拍数を強度の目安として

1分間の脈拍130−(年齢÷2)になるペース。通常は110〜120程度

あまり脈拍数にこだわりすぎる必要もありませんが、ときどき運動中の脈拍を調べてみて、適度な強度になっているかチェックしてみるといいでしょう。

運動の頻度は?

1日30分以上の運動、1週間に3日以上設ける。

小分けの運動でも効果ありこれがむずかしい場合は10数回に分けて行っても十分な効果が期待できます。

最大のポイントは?

生活の中に運動を組み込むのが効果的

運動を長続きさせること! 例えばエレベーターを使わずに階段を上ったり、出かけるときにバスやタクシーを使わずに歩いたりすれば、特別な時間を確保しなくても運動することができます。家事も「少し面倒な方法」を選ぶことで、ぐっと運動量が増えます。

※運動を始める前にメディカルチェックを受け、運動を行ってもいいかどうか、
  担当医に相談しましょう。


次回は高血圧の食事についてです。

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