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今回のテーマは検査についてです

『検査について』

 さて、万病の元である“たばこ”
この“たばこ”の害で引き起こされるさまざまな疾病を調べるために、それぞれ専門的な検査があります。

今回は、皆さま良くご存知の「肺癌(死亡率3位)」と、最近特に注目されている 「慢性閉塞性肺疾患(死亡率10位)」を発見するための検査についてご紹介しましょう。 どちらも死亡率がきわめて高く、しかも原因として“たばこ”であることが統計学的に証明されている疾患です。

『肺癌』

「肺癌」は、定期的な健康診断に組み入れられているレントゲン写真で、その“陰影”の存在を知ることは良く知られていますが、さらに詳しく、胸部ヘリカルCT写真で、知ることができます。協立病院の肺癌検診検査として位置づけております。

他に、痰の中に含まれる細胞に肺癌細胞がないかを調べる、肺癌喀痰検査も、定期的な健康診断に組み入れることをお勧めします。

もちろん、痰に血が混じる、咳が続き息切れがする、といった症状があるときは、定期健康診断を待たず、急ぎ精密検査をする必要があります。

[肺癌喀痰検査]

中央の暗赤色の集塊が肺癌細胞です

拡大写真です(喀痰より採取)

 

肺レントゲン
↑こちらが肺レントゲン

肺CT
↑こちらが肺CT

『慢性閉塞性肺疾患』

「慢性閉塞性肺疾患」という病気をご存知でしょうか?
息をするときに空気の通り道となる「気道」に障害が起こって、ゆっくりと呼吸機能が低下する病気です。以前は「肺気腫」、「慢性気管支炎」とされていた病気を、まとめて「慢性閉塞性肺疾患」と呼ぶようになりました。いちばんの原因は“たばこ”です。

この診断は、スパイロメーターという器械を使った簡単な呼吸機能検査によって行います。肺活量と、息を吐くときの空気の通りやすさを調べる検査です。

「努力肺活量(FVC:思い切り息を吸ってから強く吐き出したときの息の量)」と「1秒量(FEV1.0:最初の1秒間で吐き出せる息の量)」を測定します。

気管支が炎症を起こし、空気の通り道が狭くなると、1秒間に吐き出せる量が減ってしまいます。FEV1.0値をFVC値で割った「1秒率(FEV1.0%)」の値が70%未満の場合、「慢性閉塞性肺疾患」の可能性があります。

他に、たばこが関係して引き起こされる疾患はたくさんあります。
“肺癌”以外の悪性新生物(癌)、心筋梗塞や狭心症などの循環器疾患、胃・十二指腸潰瘍などの消化器疾患などなど。それぞれに専門的な検査があります。


次回は血圧についてです。

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