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今回のテーマは血圧についてです

『高血圧のさまざまな合併症』

メタボリック・シンドロームをご存知ですか? 『メタボリック・シンドローム』という言葉を聞いたことがありますか? 「血圧がやや高め」や「血糖値が高いがまだ糖尿病とは診断されていない」、「肥満ぎみ」など、それぞれは病気とは診断されていない軽い症状でも、重なっていくと心筋梗塞や脳梗塞の発症の可能性が正常な人の何倍にもなることがわかりました。

メタボリック・シンドロームの診断基準は、下記のようになります。

[1]血清脂質異常 [2]血圧高値
・トリグリセリド値150mg/dL以上、
または
・HDLコレステロール値40mg/dL未満)
または 両方
・最高血圧130mmHg以上
または
・最低血圧85mmHg以上)
または 両方
[3]高血糖

(2005.4.8日本内科学会総会より発表された診断基準です。)健康診断の結果票等を見てチェックしてみましょう。

・空腹時血糖値110mg/dL

『喫煙と動脈硬化』

喫煙は総コレステロールとLDLコレステロールを増加させ、逆に動脈硬化を予防する作用をもつHDLコレステロールが低下することが知られています。また、動脈硬化は血管の壁の中にLDLコレステロールが沈着することが原因の一つですが、喫煙はこのLDLを変性させ沈着を促進させます。

さらに、喫煙により血液中の一酸化炭素が増加してヘモグロビンと結合し、一酸化ヘモグロビンが増えます。この一酸化ヘモグロビンは動脈の内側を覆っている内皮細胞を傷つけ、血管の狭くなった部分をつくり血栓の原因となります。

『肥満と高血圧』

心臓は体中に血液を循環させるポンプのような働きをしていますが、体重が多くなるとその分より多くの血液をより遠くまで送り出さなければなりません。そのため、体は血圧を高めることによって血液を勢いよく送り出そうとします。よっておのずと血圧が高くなるのです。

さらに、血液は血中脂質の増加によりいわゆる「ドロドロ血液」となり、血管は体脂肪により圧迫され、通り道も狭くなるという幾重にも重なる症状が心臓に大きな負担を与えてしまうのです。

最後に・・・

ここでは高血圧・動脈硬化と関係の深い2例を挙げましたが、その他にも糖尿病、高脂血症、過労(これらは動脈硬化の「死の6重奏」と呼ばれています)、眼底出血、心不全、腎機能障害などさまざまな合併症が見られます。


次回は降圧剤についてです。

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