医師紹介

時代が求める漢方医療 石田俊悦 いしだしゅんえつ

認定資格:日本内科学会認定医
所属学会:日本内科学会・日本東洋医学会
出身校:弘前大学

石田先生は漢方による内科治療を行っていると聞きましたが。

はい。漢方を使った内科治療を行っています。漢方は以前は慢性疾患の治療に用いられていました。慢性疾患は西洋医学で苦手な分野なんです。でも近年は変わってきた。即効性の治療にも用いられるようになってきたんです。救急の患者さんなんかにも有効なんですよ。それには私も驚いて、本格的に漢方をやろうと考えたんです。
通常、ひとつの漢方薬の中には平均7~8種類の生薬が入っています。一番少ないので2種類。芍薬甘草湯というお薬ですが、これには芍薬と甘草の2種類しか入っていません。実は少ない方が劇的に効くんです。普通は何種類も入っていると効きそうな感じがしますが、実は逆なんです。これは腰痛などに効果は絶大ですし、尿管結石で転がりまわって苦しんでる患者さんにもよく効くんですよ。

漢方治療の特徴を教えてください。

漢方はその症状に合わせて使います。西洋医学の場合は、病名が決まらないと対処の方法が決められず、次へ進めないんですが、漢方の場合は病名が決まらなくても、症状だけでそれに対する処方ができるんです。そこが大きな違いですね。また、心身一如というのが漢方の考え方の基本にあります。病気というものは、単純に肉体的な疾患と精神だけの疾患というように割り切れないものが多いのですが、そういう点でも漢方は効果的と言えますし、そうした意味でも私がこの生協さくら病院に属している意味があるのではないでしょうか。

漢方治療の今後はどうなりますか。

これまで学会では、漢方は科学的根拠が乏しいとされて、評価されずにきたわけですが、近年はかなり研究されるようになってきました。アメリカなんかでもかなり研究されていますし、今後は科学的な研究成果に裏付けられたかたちで広がっていくと思います。また、高齢化社会にともなって医療費が拡大している中で、医療費を抑えるための手段として大きな期待がかかってくると思います。 私はもともと西洋医学が専門でしたので、それをベースにさらに幅広い治療の手段として漢方をやっています。つまり西洋医学では効果が期待できないものに関して漢方を用いるという考えで活用していますが、治療の選択の幅がかなり広がりました。認知症にも効果が表れていますし、これからの時代に大きな役割を担っていけるのではないでしょうか。

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